対象: Azure Marketplace から作成した Windows Server 2022 英語版 VM
最終更新: 2026-05-18
ゴール: 画面表示、タイムゾーン、システムロケールを日本向けに整える
概要
Azure Marketplace の Windows Server 2022 イメージは、英語版として展開されることがあります。日本語環境として使う場合は、表示言語を日本語にするだけでなく、タイムゾーンやシステムロケールも合わせて変更しておくと安心です。
特に、古い業務アプリや Shift-JIS 前提のツールを使う可能性がある場合は、システムロケールを日本語(日本)に変更することが重要です。
| 設定 | 目的 |
|---|---|
| 表示言語 | Windows のメニューや設定画面を日本語表示にする |
| タイムゾーン | 日時表示やログ時刻を日本時間に合わせる |
| システムロケール | 非 Unicode アプリケーションの日本語文字化けを防ぐ |
ポイント: 表示言語だけを変更しても、非 Unicode アプリの文字コード処理は変わりません。日本語アプリの文字化け対策まで含めるなら、システムロケールも変更します。
事前に確認すること
- Azure VM が起動していること
- RDP でサーバーに接続できること
- 管理者権限を持つアカウントでサインインできること
- VM からインターネットに接続できること
- 言語パックのインストール中にリソース不足にならないよう、余裕のある VM サイズを使っていること
Windows Update の順序: Microsoft は、言語パックを追加してから Windows Update を実行する順序を推奨しています。先に累積更新プログラムを適用すると、後から追加した言語のリソースが一部反映されない場合があります。
日本語化の手順
ステップ 1: タイムゾーンを日本時間に変更する
- Start メニューから Settings を開きます。
- Time & Language → Date & time を選択します。
- Time zone を
(UTC+09:00) Osaka, Sapporo, Tokyoに変更します。
ステップ 2: 日本語の言語パックを追加する
- Settings → Time & Language → Language を開きます。
- Preferred languages の + Add a language をクリックします。
- 検索ボックスに
Japaneseまたは日本語と入力します。 - 日本語 - Japanese を選択し、Next をクリックします。
- Install Language pack と Set as my Windows display language が選択されていることを確認します。
- Install をクリックして、ダウンロードとインストールを開始します。
ステップ 3: サインアウトして表示言語を反映する
- インストール完了後、Windows display language が日本語になっていることを確認します。
- Sign out をクリックしてサインアウトします。RDP 接続はいったん切断されます。
- RDP で再接続し、Windows の UI が日本語表示になっていることを確認します。
ステップ 4: システムロケールを日本語に変更する
日本語の業務アプリや Shift-JIS 前提のツールを使う場合は、この手順も実施します。
- スタートメニューで
controlと入力し、コントロール パネル を開きます。 - 地域 を開きます。カテゴリ表示の場合は、時計と地域 → 地域 の順に進みます。
- 管理 タブを選択します。
- システム ロケールの変更... をクリックします。
- 現在のシステム ロケール を 日本語(日本) に変更し、OK をクリックします。
- 再起動を求められたら、今すぐ再起動する をクリックします。
PowerShell で変更する場合は、管理者 PowerShell から以下を実行します。
# 現在のシステムロケールを確認
Get-WinSystemLocale
# 日本語に変更(再起動後に反映)
Set-WinSystemLocale -SystemLocale ja-JP
# 再起動
Restart-Computer
ステップ 5: 設定を確認する
| 確認項目 | 確認場所 | 期待値 |
|---|---|---|
| 表示言語 | 設定 → 時刻と言語 → 言語 | 日本語 |
| タイムゾーン | 設定 → 時刻と言語 → 日付と時刻 | (UTC+09:00) 大阪、札幌、東京 |
| システムロケール | コントロール パネル → 地域 → 管理 | 日本語(日本) |
PowerShell では以下のコマンドで確認できます。
# 表示言語の確認
Get-WinUILanguageOverride
# システムロケールの確認
Get-WinSystemLocale
# タイムゾーンの確認
Get-TimeZone
ステップ 6: Windows Update を実行する
- スタート → 設定 → Windows Update を開きます。
- 更新プログラムの確認 をクリックします。
- 表示された更新プログラムをインストールします。
- 再起動が必要な場合は再起動し、更新プログラムがなくなるまで確認を繰り返します。
ウェルカム画面・新規ユーザーにも適用する
複数ユーザーで使うサーバーや、今後アカウントを追加する可能性があるサーバーでは、現在の日本語設定をウェルカム画面や新規ユーザーにもコピーしておくと運用しやすくなります。
- コントロール パネル → 地域 → 管理 タブを開きます。
- 設定のコピー... をクリックします。
- ようこそ画面とシステム アカウント と 新しいユーザー アカウント にチェックを入れます。
- OK をクリックし、必要に応じて再起動します。
トラブルシューティング
言語パックがダウンロードされない
VM からインターネットへ接続できない、または NSG やプロキシで通信が制限されている可能性があります。アウトバウンド通信の設定を確認してください。
オンラインで取得できない場合は、Windows Server 2022 の言語・オプション機能 ISO を使ってオフラインインストールする方法もあります。
# ISO をマウント後、ドライブレターを環境に合わせて変更して実行
Add-WindowsCapability -Online -Name "Language.Basic~~~ja-JP~0.0.1.0" -Source "D:\LanguagesAndOptionalFeatures\" -LimitAccess
日本語アプリで文字化けする
表示言語だけを変更し、システムロケールが英語のままになっている可能性があります。ステップ 4 のシステムロケール変更を実施し、サーバーを再起動してください。
一部の画面が英語のまま残る
ウェルカム画面やシステムアカウント側に言語設定がコピーされていない可能性があります。必要に応じて、ウェルカム画面・新規ユーザーへの設定コピーを実施してください。